酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

『柿の実色した水曜日』ふきのとう

【今日の一枚】
『柿の実色した水曜日』ふきのとう
1979年7月21日リリース(CBSソニー

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「ふきのとう」の14枚目のシングルである。
「ふきのとう」のシングルとしては初めて,両A面のシングルとしてリリースされた。オリコンチャート87位というスマッシュヒットの曲である。

大学生の頃の曲である。
歌詞が,高校生の時に経験した「記念すべき別れ」の時の心情とリンクしたので,印象的に覚えている曲である。

今でもこの曲を聴くと,青春の切ない思いが蘇ってくるような気がするのである。
サビの,「覚えてるかな 逢った日の 空と山の色 柿の実色した水曜日 初めて君を見た」の部分が何とも言えないほど心に響く。

確かに,想い出は「柿の実色」なのである。

 

『八十八夜』NSP

【今日の一枚】
『八十八夜』NSP
1978年3月25日リリース(キャニオン・レコード)

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「NSP」の13枚目のシングルである。
しばらくヒット曲に恵まれなかった「NSP」だったが,久しぶりのスマッシュヒットとなった。

高校生の頃の曲である。
久しぶりに,「NSP」らしい素朴なメロディーに,繊細な別れの心情を歌った歌詞が乗った印象に残る一曲であった。

高校生の頃の,自分の心情にもリンクしていたので,想い出の一曲となっている。
今思えば,「泣き顔か笑い顔かわからないほど黄ばんだ写真」とは,どんなに昔の写真だったのだろうという疑問が湧くが,今更それは言わないことにする。

 

『裏切りの街角』甲斐バンド

【今日の一枚】
『裏切りの街角』甲斐バンド
1975年6月5日リリース(東芝EMI

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甲斐バンド」2枚目のシングルでる。
デビュー後,初のベスト10入りを果たした楽曲でもある。

発売から徐々に火がついたロングセラーセールスで,オリコン10位内に初ランクされたのが9月,その前後チャート20位内に11週間入った。

最高位の7位は,発売の4ヶ月後の10月27日に記録したのである。
この曲で、第8回日本有線大賞優秀新人賞を受賞している。

中学生の時のヒット曲である。
「フォークロック」というジャンルは,当時としては新しく,「チューリップ」に次ぐグループの登場だったのかも知れない。

ただ,この時点ではまだ,「甲斐バンド」がこんなに有名なロックバンドに成長するとは思っても見なかったのである。

 

『檸檬』さだまさし

【今日の一枚】
檸檬さだまさし
1978年8月10日リリース(ワーナー・パイオニア

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さだまさし」が,1978年3月25日にリリースした3rdアルバム「私花集」の収録曲の中からリリースした,ソロ6枚目のシングル盤である。

シングル盤のインナー・スリーヴの表紙は,「さだまさし」が描いたお茶ノ水橋から眺めた聖橋のイラストが用いられている。

高校生の頃にヒットしたアルバムの中の一曲である。
青春時代の,切ない恋と,何とも言えない別れの微妙に揺れ動く心情を,これほどまでに丁寧に描写した曲に出会ったのは,これが初めてと言ってよい。

この一曲をきっかけに,一時期「さだまさし」を聞きまくったという想い出がある。

梶井基次郎の小説『檸檬』をベースに,舞台を御茶ノ水に置き換えた歌である。
歌詞に「聖橋からレモンを投げる」という描写があるが,個人的には,「檸檬」ではなく,「ソフトボール」を投げて欲しかったのである。

もちろんその理由には触れない。

 

『雨やどり』さだまさし

【今日の一枚】
『雨やどり』さだまさし
1977年3月10日リリース(ワーナー・パイオニア

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さだまさし」のソロ・デビュー後2枚目のシングルであり,代表作の1つである。
彼自身初のオリコンチャート1位獲得曲でもある。

高校生の頃のヒット曲である。
雨宿りで出会った男性に恋をしてしまった女性の,彼との再会,家族への紹介,そしてさらにはいきなりのプロポーズと,トントン拍子に進む恋のストーリーをコミカルに唄った作品である。

もちろんフィクションであり,曲と言うよりも,どちらかというと「小咄」を聞いているような気持ちにもなる。
高校生ながら,こんなにうまく話が進むはずがない…と思ったという記憶がある。

『雨やどり』は,「さだまさし」の妹の結婚をモチーフにした作品群の最初のものではある。しかしながら,実際の妹「佐田玲子」はこの曲の発表から40年以上経った今でも独身である。

『てんとう虫のサンバ』チェリッシュ

【今日の一枚】
てんとう虫のサンバ』チェリッシュ
1973年7月5日リリース(ビクター)

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元々1973年発売のオリジナル・アルバム「春のロマンス」の収録曲だったものを,ラジオで流したところリクエストが殺到したため,後にシングルカットされたという曰く付きの一曲である。

オリコンチャートにおいてはシングル売上枚数は40万枚を記録,1972年の『ひまわりの小径』に次ぐ2番目のヒット曲となった。

中学生の頃のヒット曲である。
当時,結婚式で新郎・新婦の友達によりこの曲がよく歌われていたのだろう,式に出席した両親たちの年代にも知られていたようである。

テレビで歌う「チェリッシュ」を観ながら,家族で口遊んでいたという微笑ましい記憶が残ってる。

 

『踊り子』村下孝蔵

【今日の一枚】
『踊り子』村下孝蔵
1983年8月25日リリース(CBSソニー

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村下孝蔵」の6枚目のシングルである。
前作『初恋』に続き,約10万枚を売り上げるヒット曲となり,『初恋』に次いでライブ・コンサートでの演奏回数が多い曲である。

大学生の頃のヒット曲である。
『踊り子』というタイトルを聞いてまず思い出すのは,中学校の頃にリリースされた「下田逸郎」の楽曲だったが,村下孝蔵の『踊り子』もなかなか印象深い曲だと思った。
歌詞の内容が,ちょうど大学生の年頃の自分に響いたのだと思う。

いつの間にか「下田逸郎」の『踊り子』は影を潜め,今では,『踊り子』と聞くと,この曲を思い出すという人がほとんどになってしまった。

三浦洸一」の『踊子』を挙げる人は,年代が違いすぎるという意味で論外である。

 

『シンシア』よしだたくろう&かまやつひろし

【今日の一枚】
『シンシア』よしだたくろうかまやつひろし
1974年7月1日リリース(CBSソニー

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よしだたくろうかまやつひろし」の名義で発表したシングル・レコードである。

『シンシア』とは,1971年6月1日に『17才』でレコード・デビューを飾り,「元祖アイドル」と語られることもある女性歌手「南沙織」の愛称であり,彼女のクリスチャン・ネームでもある。

二人は,「南佐織」のファンだったということであるが,それを良いことにレコードをリリースするとは,企画としてはなかなか面白いのではないだろうか。

中学生の頃のヒット曲である。
テレビで,「南佐織」をゲストに迎えて,嬉しそうにこの曲を歌う「よしだたくろう」と「かまやつひろし」の顔が想いだされるようである。

 

『青春時代』アリス

【今日の一枚】
『青春時代』アリス
1973年12月5日リリース(東芝EMI

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「アリス」の4枚目のシングルである。
「アリス」の初期のシングルに数枚見られる,メンバー以外の作詞・作曲の作品としてリリースされた。
ちなみに, 作詞は「なかにし礼」,作曲は「都倉俊一」が担当した。

中学生の頃のヒット曲である。大ヒットとまでは行かなかったが,「アリス」の初期の作品としては,よく売れた方ではないかと思う。

初めて聴いたのは,中学校の給食時間の放送で流されたものであった。
これが「アリス」の『青春時代』という曲ということも知らなかったのだが,印象に残るメロディーラインが心地よく,給食を食べる手を止めて,聴き入ったという記憶が残っている。

「アリス」全盛期の曲とはひと味違う曲調だが,「アリス」の代表曲の一つと言っても過言ではない一曲だろう。

 

『遠い悲しみ』とんぼちゃん

【今日の一枚】
『遠い悲しみ』とんぼちゃん
1975年9月10日リリース(キャニオンレコード)

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「とんぼちゃん」の4枚目のシングルである。

全国フォーク音楽祭にて『生活』で準優勝し,作曲賞も受賞した。
キャニオンレコードから『貝がらの秘密』でデビューした,男性二人のフォークグループである。後に,グループ名を「とんぼ」に改名した。

中学生の時のヒット曲である。
卒業式の日の朝に,この曲を聴いて学校に向かったという思い出の一曲である。

「あの頃の君は頬を紅く染め何も言えないままただうつむいてるだけ…うつむいているだけ…」というフレーズが何とも言えないのだ。

ひと言の言葉さえ交わさずに別れた卒業式だった。
高校1年生の秋に「記念すべき再会」を果たすことになるとはその時は思いもしなかった。