酒呑み親父のよもやま噺

探求心旺盛な酒呑み親父の随想録

恵比寿麦酒【 レアラベル 】

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この恵比寿麦酒,恵比寿様の腰の魚籠のところをよく見ると,鯛の尻尾がのぞいているのが見える。
これこそ知る人ぞ知る恵比寿麦酒の大瓶にしかない「レアラベル」である。

噂によると500本に1本の割合で混ざっているようで,ヤフオクなどでも高値で取引されている。

町のリカーショップで何となく恵比寿麦酒を5本買って帰った中に偶然混ざっていたものである。
何だかいいことがありそうな気がしてくるから不思議だ。

塚本邦雄 復刻 第1歌集『水葬物語』 505部限定

第1歌集『水葬物語』復刻 505部限定

平成21年1月23日(書肆稲妻屋)A5版和装(袋綴・四ツ目綴)カバー附116頁
著作権者:塚本靑史 発行人:齋藤千雪  初刷り505部 定価4,200円
本文組;3首/頁(1首2行 20字/行)

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塚本邦雄の序数歌集の蒐集で一番の「キキメ」である『水葬物語』が,505部の限定発行で復刻されてから10年になろうとしている。

『水葬物語』の復刻版としては,昭和50年2月に「書肆季節社」から新装版歌集(特装本)として発行されているものがある。

しかし,出版時の雰囲気を精緻に伝えるべく袋とじの和装仕立ての装釘を完全に復刻したものは本書が初めてであり,おそらく余程のことがない限り今後二度と再版されることはないであろう。

東京大田区にあった古書店「龍生書林」から入手した,昭和26年発行の『水葬物語』が手元にあったのだが,ぜひ手に入れておかなければならない1冊としてこの復刻版も入手したという記憶がある。

手元に本物があるとは言っても,そうそう手にとって読むことは憚られるということから考えると,当時の雰囲気を味わいながら『水葬物語』を読むには最適で必需品と言える1冊に違いない。

発行部数の割には,古書目録でもなかなか見かけない1冊となってる。

 

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ばくだん

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「ばくだん」という名前は文字通り,形が爆弾に似ているところから来ているらしい。

岡山県新見市の鍾乳洞「満奇洞」周辺の売店が元祖で,岡山県以外では販売されていなかった氷菓だということを後に知った。

私が子どもの頃(昭和40年代)は,今のように氷菓の種類が豊富な時代ではなかったし,「王将」という人気の棒アイスクリームが1本10円だったことから,「王将」より長持ちし,当時1個5円と安い「ばくだん」に子供たちは飛びついた。

中身の味はどれも同じミルク味なのだが,風船の色が珍しいものを求めて店の冷凍庫を掻き分けながら選んだものである。

今思えば決して美味しいと言える代物ではなかった。
食べ初めは甘いミルクの味がするのだが,その味が最後まで持続しないのである。
食べ終わりの頃に広がるゴムの味が今でも口の中に残っている。

まだまだ甘い物に飢えていた時代であった。

旅で見つけた『案山子?』

旅をしていると,時々心を奪われるものに出くわすことがある。
珍しいものに出くわすと,写真におさめたり見とれたりして要らない時間を費やしてしまうのである。

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「案山子」なのだろうか?

青森県三沢市から恐山に向かう道路の脇でこんな人形に出会った。
ハッ!として通り過ぎたのだが,次の瞬間,思わず車を止めていた。

凄い!としか言いようがない。

見方によると,なんだか「呪いの人形」のような風情を醸し出している。
般若の面を被った本体も不気味だが,その目の前に吊された草鞋?のような物体がその不気味さに拍車をかけている。

恐山へ向かう道端で発見したという点も不気味な気持ちにさせる原因のひとつである。

この地域の「案山子」にはこのような不気味な形のものをつくるという習わしがあるのだろうか。
たまたま,この家の人が面白がって作っただけの人形なのだろうか。
いやいやもしかするとこの地域には,この人形を使っての何か伝統的な祭事をおこなうという「風習」が残っているのかも知れない。

そんなことを考えながら,一路目的地の恐山へと車を走らせた。

焼却炉

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小学校や中学校の運動場の片すみに焼却炉があった。

清掃時間になると,係の生徒が教室のゴミをゴミ箱ごと焼却炉の前に運んで行く。
焼却炉担当の先生が焼却炉の前で待ち受けていて,ゴミ箱のゴミを焼却炉の中に投入し燃やしてくれた。

一度に大量のゴミを燃やすことになるので,焼却炉の中が不完全燃焼となりこれまた大量の煙が出る。
その煙に咽せながら,担当の先生とゴミ捨て係はゴミを燃やすことに悪戦苦闘したものだ。

教室から出た紙類やビニール類を一度に燃やすため,時にはビニールが燃える,何とも言えない嫌な臭いがして,焼却炉担当の先生も大変だったと思う。

時には放課後,先生が密かに,学校の傍の道路で轢死した猫や犬を燃やしていたこともあったが,それくらいのことは普通におこなわれていた時代だったのだろう。
それが問題になったということはなかった。

ダイオキシンの問題や学校近隣からの苦情により,学校に設置された焼却炉は次第に撤去されていった。

今では教室から出たゴミは,ゴミ収集車に「可燃物」として処理されるのだが,一方で「ゴミ問題」という環境問題の原因となっている。

 

IHADA『 イハダ アレルスクリーンEX 』花粉等付着抑制スプレー

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IHADA『 イハダ アレルスクリーンEX 』花粉等付着抑制スプレー

このスプレーを顔に吹きつけるだけで,顔の回りに特許技術の成分と新ブロック成分を配合した透明のベールができ,花粉等の微粒子・PN2.5・ウイルスが肌や髪へ付着することを抑制するという品である。

資生堂の特許技術とということなのだが,さすがによく効く。

勿論個人差はあるだろうから絶対とは言えないが,少なくとも私は,毎年の花粉の季節このスプレーが必需品となっている。

花粉症の薬と併用するのがより効果的だと思う。

もうしばらく花粉の季節が続く。
非花粉症に悩まされている方は,これを機会にぜひ使ってみて欲しいと思う。

 


 

城市郎 『初版本』 現代文学書百科(桃源選書)

城市郎 『初版本』 現代文学書百科(桃源選書)

桃源社 昭和46年9月25日発行 B6版 カバー帯附
現代文学書百科(桃源選書)

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初版本の蒐集家に「帯」への注目を促した名著である。

それまで,専門店や蒐集家の一部では注目されていた帯であったが,ほとんどの蒐集家は帯に関心を持っていなかった。

この書籍は,著者が蒐集した芥川賞作家や有名作家の初版本を中心に解説したものなのだが,その内容の大部分が,本の解説よりも帯の紹介に費やされているのだ。

「帯付」こそが「完本」であるという感覚を初版本の蒐集家の間に定着させたことは,この本の功績のひとつだと言えよう。

さらに,発行年が昭和46年ということから『初版本』の中で紹介された本は,今ではその書影を確認することさえ困難なものが殆どなのである。
つまり,お宝映像満載の「図鑑」として見ることができる点にも価値がある。

芥川賞直木賞」を蒐集していた時期があった。
もちろん第一回芥川賞『蒼氓』石川達三著,第一回直木賞『鶴八鶴次郎』川口松太郎著から蒐集できるはずもないので,私が生まれた年の受賞作からをターゲットにしていた。

やはりその時こだわったのが本の美醜は勿論「元帯」が残っているかどうかという点であった。
その時蒐集した一連の本は今手許にはない。

バイブルのように蒐集の拠り所にした城市郎著『初版本』が,何故か2冊残っているのみである。

 

旅で見つけた『看板』

旅をしていると,時々心を奪われるものに出くわすことがある。
珍しいものに出くわすと,写真におさめたり見とれたりして要らない時間を費やしてしまうのである。

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法隆寺の散歩道でこの看板を見たとき,思わず笑みがこぼれた。

これを設置した人は,飼い主に連れられて散歩中の犬の「小便」に困っている人なのであろうが,とても人間のできた人であると思う。

まず,飼い主に注意をしていない点である。

「犬に告ぐ!ここでおしっこをするな。」と,直接的に犬に対してのメッセージを書いている。
もちろん犬に字が読めるはずはなく,この看板は飼い主が読むことになるのだが,いずれにしてもこの婉曲な言い回しがとても滑稽で魅力的ではないか。

さらに,犬が「小便」を我慢できない場合を想定して,その解決方法を提示している点である。

「どーしても、したけりゃ おまえの後ろに ミゾがある!!」
この解決策についても,これを読んだ犬自身が自発的に行動に移せるはずはなく,もちろん飼い主への提案メッセージなのであるが,なかなか余裕を感じるものがある。

この看板を制作した人はどんな人なのだろう。
知的なユーモアがあふれる魅力的な人に違いない。

なんだか少し嬉しい気分になりながら法隆寺の周辺を散策した次第である。

銭湯

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幼稚園の年長組の頃から小学1年生までの約1年間を風呂のない実家で生活した。

正確に言えばその家に風呂がなかったのではなく,わが家が移り住む随分前から風呂が壊れていて使用できなかったと言うのが正しい。

この約1年間を,家族で風呂屋に通った。

元もと家に風呂のないアパートや長屋があって,夕方ともなると町の風呂屋は多くの客で賑わっていた。
私が育った町は小さな田舎町だったが,町には何軒もの風呂屋が営業していた。

当時男湯には,全身に入れ墨をした人が何人かいて,時々話しかけられたりするのだが,子ども心にその人の傍に寄るのが怖かったという思い出がある。

一人で風呂屋に行ったときには男湯に入るのが怖かったので,こっそり女湯に紛れ込んだこともあったが,もちろんそれを咎められるような歳ではなかった。

大学生の4年間,4畳半ひと間を間借りの下宿生活だったので再び風呂屋に通った。
すでに昔のような賑わいはなかったが,それでも近所の方や多くの学生で繁盛していたように思う。

たいていの家に風呂が設けられるのと反比例するように町の風呂屋は減っていった。
スーパー銭湯」と呼ばれる大型の施設が見られるようになったが,そこに当時の風呂屋の面影はない。

貴方はもう忘れたかしら 赤い手拭いマフラーにして二人で行った横丁の風呂屋  『神田川喜多条忠

こんな世界が理解できるのは,われわれの世代が最後なのかも知れない。

 

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百科事典

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子どものころ,家庭にはステイタスシンボルのように「百科事典」があった。

時は高度経済成長の真っ只中。
戦争中の貧困の時代に青春期を過ごした親の世代が,豊富に氾濫しはじめた「物」への憧れか,子どもたちに精神的にも自分たちの時とは違う豊かな生活をさせようと思ったのか,おそらく家庭に注文を取りに来た業者かどこかから購入したものと思われる。

本棚の大きなスペースを占めていた百科事典であるが,私の記憶ではこれを使って何かを調べたという記憶がほとんどない。

ほとんど「調度品」に近い存在で,アカデミックな家庭の証しとして普及したに違いない。

書店では今でも販売しているのだと思うが,購入されることがあるのだろうか。
今ではポータブルな電子辞書に立派な百科事典が入っているものもある。
インターネットで何でも検索し,調べることが可能な時代になった。

わが家の百科事典が,どのタイミングでわが家の本棚から姿を消したかという記憶はない。