2019-02-19 日の丸弁当 昭和 白い御飯の真ん中に梅干しを乗せた弁当を「日の丸弁当」と言った。 たしかに、日本の国旗「日の丸」に見えた。 当時の弁当の定番だったのだ。 弁当箱の大半を御飯が占めていて、お菜はその隅に申し訳程度が普通だった。少ないお菜の中に卵焼きと赤いウインナーがあればそれだけで満足したものだ。 母親が子供の喜ぶ顔を思い浮かべながら、暇に任せて「キャラ弁」を作ってくれるような時代ではなかったのである。