【今日の一枚】
『つくばねの唄』あのねのね
1975年4月10日リリース(ワーナーパイオニア)
わが家には,『つくばねの唄』のEPが2種類ある。
右のEPは,「ワーナーパイオニア」からリリースされたものである。
左のEPは,「KYOTOレコード」という会社からのリリースとなっている。
左のEPの歌詞カードは,「あのねのね」のサイン入りである。
右のEPは,リリース当時に手に入れたと思われるが,ほとんど痛みがなく新品同様の状態で残っている。
おそらく親の目(耳)を気にして,家で何度も聴くことが憚られたためであろう。
左のEPが,何故私の手元にあるのかは全く覚えていない。
サインの経緯についても全く思い出せないが,おそらく大学時代に入手したものと思われる。
「あのねのね」の楽曲の中で一番の名曲と言われたら,私は躊躇なくこの曲をあげるだろう。
江戸時代以前から伝わる武士の人情夜話,ルーツをたどると寄席の小話を下敷きにしていると言われている歌詞。
その歌詞の斬新さと,最後を飾るドンデン返しの「オチ」。
ちょっとエッチな歌詞の面白さに,何とも言えない情緒を醸し出しながら絡まっているちょっと妖艶な雰囲気のメロディー。
二人の掛け合いも絶妙であり,「あのねのね」の他の楽曲には見られない物語性も兼ね備えた空前絶後の名曲と言っても良いだろう。
しかしながら…。
ここに歌詞を掲載するの憚られるので…。
「興味があったらYouTubeで聴いてみてください…」ということにさせてください。